ズボンの上に腹乗って、ちょっと恥ずかし 夏休み 糠沢です。
ちょっと最近真面目に更新しております。
でも毎日何やってるかというと
自動車学校、まんきつ、喫茶店で読書、図書館、飲み屋
と恐ろしくパターンが少ないんです。
まぁもともとそんなに出歩くタイプでもないですし
本、漫画読んでごろごろしてるのが好きな完全なインドア派ですしね。
今日読んでいたのは
『サクリファイス 〜犠牲〜 』 柳田邦男著 文集文庫
有名な作家さんですし、読んだことある人もいるかもしれません。
遠藤周作の「深い河」を呼んだときと同じ感覚で、読後呆然となってしまいました。
内容は柳田さんの息子が自殺し脳死になってしまったこと、なぜ息子が自殺を図ったが中心。しかし、ただ感情的に進めるのでなく、冷静に客観的に著すところが元記者であり、ノンフィクション作家ならではだと思います。
例えば、病状をデータを載せながら詳しく淡々と書いている。脚色がないからこそ、つらさ、やりきれなさが伝わってきます。
この本で特によかったのは解説と、高校生が書いた感想文。
著者と親交のある小児科医と、高校生の読書感想文コンクールで入賞?したもの。
呆然とした感覚が自分だけでなく共有でき、さらに自分が感じていたことをうまくまとめてくれて整理することができました。
暇な人は是非読んでみてください。
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